合同会社を設立する時、資本金をいくらに設定すれば良いのでしょうか。
法的には株式会社と同じく、合同会社も1円以上であれば良いとされていますが、資本金1円は現実的ではありません。
資本金は事業内容によって設定金額が異なります。
例えば、建設業や旅行業、派遣会社などを営む場合は許認可が必要になり、その許認可を得るためには、一定程度以上の資本金が必要となっています。
具体的には一般建設業を営む場合であれば500万円、第一種旅行業であれば3000万円といった具合です。
また創業後、金融機関などから資金調達を行っていく場合は資本金が高い方が融資を受けやすくなります。
資本金は事業を行っていく上での軍資金ですから、資本金が低いと信用力にかけるのです。
それから会社を設立するだけでも費用が発生するということをおさえておく必要があります。具体的には登録免許税や人件費、店舗・事務所等の費用などです。
特に設立して間もない時期は収入よりも支払いが先行することも少なくあります。利益が出ない間も資金ショートに陥らないように、事業を数ヶ月分は行えるように資本金を設定しておいた方が良い場合もあります。
沖有美子税理士事務所は、港区、市川市、横浜市、川口市を中心に、全国の皆様からご相談を承っております。出資・融資・補助金などあらゆる資金調達方法に精通しておりますので、資金調達・資金繰りでお悩みの際にはお気軽にご相談ください。
合同会社の資本金はいくらに設定すればいい?
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