補助金とは、基本的には「返済のいらない資金調達」です。毎年、国の予算の中で様々な補助金が拠出されており、さらに都道府県ごとにも様々な補助金が拠出されています。どのような補助金でも、申請書を書いて提出し、承認を受けて事業を行い、完了報告を書いて最後に補助金を受け取るのが基本的な流れとなりますが、具体的な申請方法や申請にかかる時間にはバラつきがあり、採択率にも差があります。
補助金申請のメリットとしては、以下のようなメリットがあります。
■調達した資金を返済する必要がない
補助金は融資と異なり、基本的に返済の必要がない資金です。そのため、補助金受給後に、月々返済していく必要がありません。
■国や都道府県から助成決定をもらうことで信用力の向上につながる
国や都道府県から助成決定をもらうということは、自社のビジネスモデルが認められ、補助金を出す価値があると認められたということを意味します。国や都道府県からのお墨付きが、クライアントに向けての信用力向上につながることでしょう。
■自社の規模では難しい案件にも挑戦できる
補助金を使って多額の資金を獲得することで、自社の規模では本来は挑戦できない案件や、ビジネス的にはリスキーな案件にも、リスクを減らして取り組むことができます。
逆に、補助金申請のデメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
■申請書類の準備に手間と時間がかかる
補助金の財源は税金となるため、申請書類は厳重な審査を受けます。そのため、多くの資料を提出する必要があり、手間と時間がかかります。ただし、専門家に依頼すれば、これらの手間と時間は軽減することができます。
■対象経費の一部は自己負担が生じる
多くの補助金は「対象経費の○○%を補助する」と決められています。そのため、対象経費の一部は自己負担で賄う必要があります。
沖有美子税理士事務所では、東京都港区・千葉県市川市・神奈川県横浜市・埼玉県川口市などを中心に、首都圏で飲食店開業を目指している方を専門家目線で支援いたします。税務関係から許可申請まであらゆる飲食店開業の手続きに精通しておりますので、飲食店開業でお困りの際にはお気軽にご相談ください。
補助金とは
沖有美子税理士事務所が提供する基礎知識
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