起業前の準備/沖有美子税理士事務所(東京都港区)

起業前の準備

会社は、基本事項を決めて定款を作成し、資本金を払い込んで、設立登記を行えば成立します。しかし、これだけの手続きを行うだけで、必要な準備を行わなければ、会社を経営していくのは不可能です。ここでは、起業した後、スムーズな経営を行うのに必要な準備をご紹介します。

■人脈作り・顧客の獲得
起業家にとって、かなり重要となるのは「人脈作り・顧客の獲得」です。商売は、企業と取引したり、顧客を集めたりすることで成り立たせることができるため、まずは人脈を広げ、顧客を獲得する活動を行っていく必要があります。

人脈を広げるためには、実際にたくさんの人と継続的に会って話をし、信頼関係を構築することが必要となります。その際、ビジネス一辺倒の思考回路で「この人との関係は金にならない」と考えるのではなく、「会った人はすべて友人」という意気込みで交流すると、後々市場が拡大していったときに役に立つ人脈が作れるでしょう。また、いわゆる「飲みにケーション」を活用して、美味しいものを食べながら、居酒屋で飲みながら話す方が人と人の距離は縮まります。名刺交換会や異業種交流会、異業種が集まるイベント(運動会やバーベキュー大会など)に積極的に参加して、出会う機会を増やすことが大切です。FacebookなどのSNSなどを利用するのもよいでしょう。

■ホームページの作成
また、企業をする前か起業した直後に、ホームページを作成するようにしましょう。インターネットが発達した今日では、ホームページがあることで自社を宣伝し、企業の信頼につながります。

ホームページは24時間稼働し続けるので、顧客獲得や人材の招集を行う「優秀なビジネスマン」です。自分の理想的とするホームページを作成するのが難しい場合は、外部に作成の依頼をすることも検討してみましょう。

■事業計画の作成
金融機関から融資を受ける際などに、事業計画書・ビジネスプランの提出が求められ、審査を受けることがあります。この時、漠然としたプランでは審査に通ることはできず、説得力のある具体的なビジネスプランを作成する必要があります。
たとえビジネスプランの提出が求められていない場合でも、ビジネスを円滑に進めて成功するためには、自分が思い描くイメージをビジネスプランという形で具体化して、これに沿って実行していくことが重要です。目標を定め、その目標のために何が必要か、何を強みとしてこの競争社会で生き残っていくかなどを明確にしていくようにしましょう。

■資金調達
事業活動を行っていくためには資金が必要です。自分の資金や親族に借金をして事業を展開していくのも可能ですが、それでは市場が拡大するにつれて限界が来てしまうので、自治体による制度融資や、日本政策金融公庫の公庫融資、補助金・助成金、VC(ベンチャーキャピタル)などを利用して、資金調達を行いましょう。

沖有美子税理士事務所は、港区、市川市、横浜市、川口市を中心に、全国の会社設立・起業支援・飲食店開業のサポートを行っています。「税理士と顧問契約を結びたい」、「創業支援や補助金・助成金の申請をしたい」、「法人成りをするには、どのような手続きをすればいいのか教えてほしい」など、会社設立にまつわる様々なお悩みにお応えいたします。士業はもちろん、建築・不動産関係、飲食関係、パーソナルトレーナーなど幅広く連携が取れ、あらゆる相談に対応が可能なので、お悩みの際は、当事務所までお越し下さい。